人生に悩みはつきものだけれど、しょっちゅう友達に相談されて、疲れる、はっきりいって迷惑だなと思うことはありますよね。
この記事では、迷惑な相談をする人の特徴や、相談相手になってしまう人の特徴、友達に相談されて迷惑な時の、具体的な対処法をご紹介しています。
この記事をよめば対処法がみつかり、すっきりしますよ。ぜひ最後までよんでくださいね。
迷惑な相談をしてくる人は、感情を吐き出したいだけ
相談相手がどんな特徴を持つ人なのかを把握しておくことで、「迷惑な相談をしてくる人」かどうかが判断できます。
過去に相談してきた人の中で、以下のような特徴に当てはまる人がいたかどうかチェックしてみてください。
- 本気で自分の問題に向き合っている。
- 問題を自分で解決する意思がある。
- 真剣にあなたのアドバイスを求めている人。
- 単に自分の感情を吐き出したいだけ。
- 具体的なアドバイスを求めていない。
あなたが、困っているのはきっと後者、愚痴ばかり言って、感情を吐き出したいだけで、あなたから時間とエネルギーを奪っていく、友人ではないでしょうか?
ここでは、相談といいながら、あなたの都合も考えず愚痴ばかり言ってくる、そんな困った友達の相談について取り上げています。
迷惑な相談をしてくる友達の特徴
困っている友達の相談に乗ることは必要なことかもしれませんが、その相談によってあなた自身の大事な時間を奪われてしまっては疲れてしまいますよね。
まずは「どういう人があなたを疲れさせる相談をしてくる人なのか」を把握するために、迷惑な相談をしてくる人の性格的傾向を考えてみましょう。
- 常にマイナス思考。
- 人の悪口ばかり言う。
- 人の話を聞かない。
- 相談といいながら、人を利用しようとする。
これらの人は、自己中心的で寂しがり屋、話好き、孤独、自立していない、などの性格的特徴があります。場合によってはすぐには解決できないトラウマを抱えている場合があるかもしれません。
これらは、迷惑な相談をしてくる人の典型的な傾向ですが、どうしたら迷惑な友達の相談に付き合わないで済むか、今から一緒に考えていきましょう。
相談相手になってしまう人の特徴
「しょっちゅう友達から相談を持ちかけられる人」には、典型的な特徴があります。
- 繊細で敏感で、共感力が高い人。
- 誠実で責任感が強い人。
- 口が硬い人。
- 相手の話をよく聞く人。
こういった特徴のある人は、友達から相談を受けやすい傾向にあります。なぜなら、相談者の求めていることは、問題の解決ではないからです。
愚痴を聞いて欲しい、自分のストレスを発散したい、自分を肯定して欲しい、ただ、それだけのことが多いからです。
迷惑な相談を持ちかける友達が求めていること
先述したように、相談してくる人は問題の解決策や、あなたからのアドバイスを求めているわけではありません。いかに、迷惑な相談を持ちかける友達が求めていることを、列挙してみました。
- 真剣に自分の話を聞いてほしい。
- 自分の話を遮らず聞いてほしい。
- 自分の話に共感して欲しい。
- 自分のことを否定せずに「あなたは正しい」と肯定してほしい。
- 自分が話したいときに、いつでも、何時間でも話を聞いてほしい。
こういうことを友達はあなたに望んでいます。しかし、これらの要望に応えるのは、とてもエネルギーの要する仕事です。疲れます。
あなたの本心を大事にする
あなたは、相談を受ける中で友達から同意を求められることがあるでしょう。
「ひどいと思わない?」といわれて、あなたは「あなたにも悪いところがあるよ、直した方がいい」とか、「相手の言い分の方が正しいよ」と、思っている場合、ちゃんと相手に対して言えるでしょうか?
また、やらなければいけない用事がある時や、もう話聞くのは疲れたと思う時、「ごめん、今忙しい」とか「ごめん、話聞くの疲れた」とちゃんと正直に相手に伝えているでしょうか?
自分の本当の気持ちを相手に伝えられないのは、ストレスがかかります。だから疲れるのです。迷惑な友達は、あなたが「話を聞きたくない!」と言わない相手だとわかっているから、相談してくるのです。
相談者を完全に受容するのはカウンセラーの仕事
人間、誰かに甘えたなる時はあります。あなたも、あなたの話を否定せずに、ただあなたの話を聞いて欲しいときはあるでしょう。そうして、聞いてもらってスッキリして、元気になってまた前を向いて歩いていける。
お互いそういう話ができる友達関係は必要だと筆者は思います。大事なことです。
けれどそれが、度重なり迷惑なレベルになるのは大問題です。相手を否定せずに話を聞く、集中して相手の話に耳を傾ける、これはプロのカウンセラーの仕事です。
相談者を完全に受容して話を聞くのはエネルギーを使います。だから、カウンセラーの相談料金は高額なのです。
友達から迷惑な相談をされているときは利用されていると考える
迷惑な友達からの相談を回避する具体的な提案としては、まず最初に、相談者はあなたを利用している。そのことをあなた自身が自覚しましょう。
あなたを利用し、あなたに依存していることを、困った友達自身も自覚する必要があります。
あなたは友人に利用されていることに、友人はあなたを利用していることに気がつくことが大事です。
まず、あなた自身が友達に利用されていることに気がつくことが、問題解決の第一歩です。
友達の迷惑な相談を受けた時の対処法
迷惑な相談は断りましょう。断ることが対処法です。ただ、無下に断るのは、その後の関係悪化に繋がることもあるので、すぐに断るかどうかは考えましょう。
友達から連絡がきたら、すぐ相談にのるのではなく一呼吸おきましょう。そして考えましょう。
- 相手は、なぜ自分が必要なのか?
- 自分が相手の相談にのることが、本当に相手のためになっているのか?
- 自分は、自分自身を大事にしているか?
友達の話を聞いた場合も、話が長引きそうなら、相談相手になることを断りましょう。
断りたいけれど、ストレートすぎる言葉は人を傷つけるので、友達を傷つけたくないなら、嘘をついてもかまいません。こういう嘘は方便といって、相手に対する思いやりです。
「ごめん、いまから約束があってもう切るね」「今から大事な用事があるから、ごめんね」といって電話を切りましょう。
友達の迷惑な相談には「愚痴を聞きたくない」と毅然とする
友達に対して、「愚痴を聞きたくない」と毅然とした態度でいましょう。実は友達にとってもこれは大切なことなのです。
相談にのることは、麻薬を打つようなもの
なぜならば、あなたが友達の相談にのることは、ある意味、麻薬依存者に麻薬を打っているようなものだからです。
相手は、問題を抱えていて、自分の問題に向き合うのが嫌だから、あなたを相手にストレスを発散させています。
麻薬を断つことで、体がクリーンになるように、依存を断つことで自分自身の問題に向き合えます。
あなたの毅然とした態度が、あなたと友人を救う
毅然と、「愚痴は聞きたくない」という態度を示しましょう。奇妙に聞こえるかもしれませんが、あなたの毅然とした態度が、結果的に友達を楽にするのです。
筆者自身がかつて友達に迷惑をかける相談者だった
ここまで、この記事では、あなたに迷惑な相談を持ちかけてくる「うざい」友達について、厳しいことを書いてきました。
なぜ筆者が先述したように、「相談者はあなたを利用している」とはっきりいえるかというと、筆者自身が昔の自分を振り返ってみて、「友達を利用していた」と思うからです。
あなたを悩ませる、迷惑な相談を持ちかける友人と同じように、友人の貴重な時間を自分の弱さのため使っていました。ある日、筆者は「もう、電話きってもいい?」と友達に言われてしまいました。
意外かもしれませんが、筆者は友人の一言にとてもホッとしたのです。例えていうと「麻薬を自分で断つことはできなかったけれど、友人が麻薬をくれなくなって、ホッとした」ということです。
友達の迷惑な相談・まとめ
ここまで、友達の迷惑な相談に困っているあなたに向けて、その対処方法をお伝えしてきました。
人は引かれあっている
実は、人というのは不思議なもので、お互いが引かれあっています。
言葉を変えると、迷惑な相談を持ちかけて、あなたのエネルギーを奪う友達は、実はあなた自身が呼び寄せているともいえます。
自分を大切に、友人も大切に
あなたが変化していくと、自然とそういう友達は寄り付かなくなります。
人を変えることはできませんが、自分を変えることは今からでもできます。あなたは迷惑な友達からあなた自身を守りましょう。
相手に毅然と向き合うことは、自分を大切にすることです。あなたが毅然とすることで、友達は自分自身の問題に向き合えます。
あなたの毅然とした態度は、実は友達のことも大切にしているのです。ぜひ実践してみてください。