今回の記事では、結婚をせず独身のまま生活する上でのメリットとデメリットについて、まとめてみました。
周りが結婚を始める中で、無意識のうちにその流れに抗ってしまったり、結婚自体を諦めてしまったりすることもあるでしょう。「このまま独身でいいかな」と考えることもあるかもしれません。
実際には、結婚を選ぶも独身を選ぶも、あなた次第。あなたの幸せはあなたが決めるしかありません。
結婚を考えるのか、独身を貫くのかを考えていただけるように、独身のメリット・デメリットを4つずつ紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%88%90%E5%8A%9F-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2-2697951/)
独身のメリット・デメリットの各々4選とは?
「人口統計資料集(2018)」では、2015年の生涯未婚の人は、男性では約4人に1人、女性では約7人に1人が生涯ずっと独身という結果が報告されています。
この独身を望む人が増えてきている傾向は、年月が経過するほど、より顕著になってくるでしょう。独身でいるのも結婚するのも、どちらも良い面も悪い面もあります。
今回の記事では、独身のメリット・デメリットをそれぞれ4つ厳選してお伝えしてきますが、まずその概要を以下にまとめました。
- お金と時間を自由に使える
- いろんな男性と遊べる
- キャリアを伸ばせる
- 姑(しゅうとめ)とのしがらみがない
- 自分だけで親の老後をみる可能性がある
- 病気をした時に世話してくれる人がいない
- 周囲の厳しい目
- 家庭という安心感をもてない
次の章から独身のメリット・デメリットを4つずつお伝えしていくので、あなたは人生において何を大切にしていきたいのか、考える機会にしてみて欲しいです。
独身のメリット①お金と時間を自由に使える
まず、独身のメリットを4つ紹介していきます。独身のメリット1つ目は、お金と時間を自由に使えることです。配偶者がいませんので、自分のお金と時間は自分だけで使うことができます。
結婚生活は、1人ではなく2人で一つの人生を歩むことなので、自分勝手にお金と時間を使えなくなります。例えば、月1回以上旅行に行くのが趣味なら、それを理解してくれる夫でなければいけません。
また、それまでは朝活でカフェに行ったり、同僚と飲みに行ったりしていたとしても、結婚すれば、朝食・夕食を配偶者と時間を共にすることが増えます。
独身であれば、時間とお金をどう使うかを配偶者と相談することなく、自分で即決することができるので、気楽に毎日過ごすことができるでしょう。
独身のメリット②いろんな男性と遊べる
独身のメリット2つ目は、いろんな男性と遊べることです。さらに、恋愛に関しても独身は、自由に楽しむことができます。
結婚後もいろんな男性と二人で過ごしたり、遊んでいると、最悪の場合離婚になったりや訴訟が起きたり、大事になりかねません。
独身でいる時間が多いと、婚期が遅れるという考えもありますが、一方で、結婚相手をじっくり見極めることができるとも言えます。
見極めるためにも、多くの男性との出会いがなければあなたの経験値は増えていきません。独身の間に、多くの出会いを重ねるといいですね。
独身のメリット③キャリアを伸ばせる
独身のメリット3つ目は、仕事におけるキャリアを伸ばせることです。独身であれば、仕事に没頭することができますから、あなたのキャリアを伸ばしやすくなります。
結婚後、女性であれば仕事に加えて、家事・育児に追われることになりますよね。女性でも管理職につけることが徐々に増えてきていますが、それを妨げるのが結婚・育児による職場からの離脱です。
結婚すれば、世帯収入が上がって生活水準が上がる可能性があります。しかし、キャリアを伸ばして、収入を確保すれば、一人で生活していくには十分な生活基準を保つことができますね。
「家族がいるから仕事を頑張れる」という人もいますが、「とにかく仕事に没頭したい」「キャリア形成をしたい」という人にとって独身の方が自己実現しやすいです。
独身のメリット④姑(しゅうとめ)とのしがらみがない
独身のメリット4つ目は、結婚後に増える家族、特に姑(しゅうとめ)とのしがらみがないことです。結婚すると、相手側の父母・兄弟など親族が増えます。
それによってどうしても生じるトラブルも多くあります。特に、嫁姑(よめしゅうとめ)問題は厄介です。
こっちの事情を大した知らないのに、家事・育児に対して、「若いから何にもわかってない」「私は昔こうやってた」など、言われると嫌になってくるものです。
最近はマザコンの男性も多く、親が子離れできていないケースもあります。結婚に伴う人間関係のしがらみがないことが独身のメリットですね。
独身のデメリット①自分だけで親の老後をみる可能性がある
次に、独身のデメリットについて紹介していきます。デメリット1つ目は、自分だけで親の老後をみる可能性があることです。
もし兄弟がいない場合一生独身だと、親に介護が必要になった時に、ケアする家族が自分だけになってしまいます。
さらに、親の面倒を見るために、続けてきた仕事を辞めざるを得ない介護離職が起きてしまう可能性もあります。
実の親を大切にする気持ちはあっても、仕事を通じて、自己実現をしたい人にとっては、悩ましい障壁になるはずです。
独身のデメリット②病気をした時に世話してくれる人がいない
デメリット2つ目は、自分が病気をした時に世話してくれる人がいないことです。仕事を頑張っているあなたでも、いつかは病気になり、誰かの助けが必要になるタイミングがくるでしょう。
そんな時、夫や子供たちがいれば、病院に連れて行ってもらったり、ご飯を作ってもらったりしてもらえたら、心身ともに安心できるだろうと想像できますよね。
しかし、独身だと緊急の時に助けてくれる人がいません。今は、独身で得られる自由さを楽しんでいるのかもしれませんが、歳を重ねるごとにその考えも変わるかもしれません。
また、内閣府の日本人の平均寿命の推移に関する報告では、2050年には女性の平均寿命は約91歳になると予測されています。生涯独身を選ぶのであれば、定年後の人生をいかに過ごすのかを考えておきましょう。
独身のデメリット③周囲の厳しい目がある
独身のデメリット3つ目は、周囲の厳しい目があることです。生涯独身の女性が増えてきているとは言え、やはり周囲の目は厳しいものがあります。
女性で管理職になった人は、生涯独身と引き換えに、キャリアを重ねて出世できた人も多くいます。人柄的には真っ直ぐな性格で、一生懸命であっても、周囲から偏見の目で見られてしまうこともあります。
立場上、部下に厳しく指導しなくてはいけない場面があった場合、「性格がきついから結婚できなかったじゃない?」「この歳まで独身って何か、本人に問題があるに違いない」とあらぬ陰口も起こりかねません。
仕事を頑張っているだけなのに、「未婚だから人格的に欠陥がある」とレッテルが貼られるのは心外ですよね。残念ながら、そういう偏見がまだ残っているのが日本社会なのかもしれません。
独身のデメリット④家庭という安心感をもてない
独身のデメリット4つ目は、家庭という安心感をもてないことです。仕事やプライベートで失敗して落ち込んだ時には、誰でも話を聞いてもらって慰めてもらいたいもの。
そんなネガティブな気持ちをスーとなくしてくれる力があるのが、家庭という安心感とも言えます。
また、2011年の東日本大震災時、結婚相談所への入会希望者や、婚約・結婚指輪の売り上げが増加したことで「震災婚」「絆婚」が話題になりました。
自分の置かれた立場が揺らぎ不安になった時に、家族の大切さを再認識した人が多かったのでしょう。震災後はその感情を埋めるために、結婚という人生の選択をする人が増えたと考えられます。
2020年の新型コロナウィルス流行によって、心理的に不安な気持ちになった方は多いはず。もしかしたら「コロナ婚」が増えるかもしれませんね。
独身であると、精神的に不安定になった時に支えてくれる家族がいませんので、寂しさ・心細さを感じることがあるかもしれません。
【まとめ】独身のメリット・デメリット
今回の記事では、独身のメリット・デメリットについてお伝えしました。独身でいることは、自分に使えるお金と時間があり、仕事や恋愛にフォーカスできるのが最大のメリットでしたね。
しかし、デメリットとしては、家庭という安心感をもてないことがあり、精神面での支えてくれる存在がいないことが寂しさ・心細さにつながりやすいことが挙げられました。
独身にはそれぞれ良し悪しがありますから、ぜひ今回の記事を通して、あなたは何を大切にして人生を歩むのか、その参考にしてもらえたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
- お金と時間を自由に使える
- いろんな男性と遊べる
- キャリアを伸ばせる
- 姑(しゅうとめ)とのしがらみがない
- 自分だけで親の老後をみる可能性がある
- 病気をした時に世話してくれる人がいない
- 周囲の厳しい目
- 家庭という安心感をもてない